2月3日はポピュラー音楽愛好者にとって「音楽が死んだ日」として記憶されている。ちょうど60年前の1959年、バディ・ホリー、リッチー・バレンス、ビッグ・ボッパーという3人のロックンローラーが移動中、小型飛行機が墜落し命を落とした事故を指す。
 ホリーの大ファンだったシンガー・ソングライターのドン・マクリーンは、71年に名曲「アメリカン・パイ」を発表。韻を踏んで隠喩をめぐらした歌詞は、親しみやすいメロディーとともに愛されており、その中で使われた表現だ。
 「~が死んだ日」の比喩には作者の、彼らを悼む思いの深さを感じる。
 歌詞の導入部は、新聞配達中の「僕」が事故を伝える紙面を目にし衝撃を受けるという内容になっている。新聞が当時、市民の暮らしとは切っても切り離せないものだったことを示しているかのようだ。
 新聞業界はわが国も米国も、ネットの隆盛などによる読者離れなどの課題に直面する。時に「フェイクニュース」呼ばわりなどの攻撃もあるが、民主主義にとって新聞は不可欠。「新聞が死んだ日」だけは絶対に来させぬよう努めていく。
(報道部次長 菅ノ又治郎)