今年、プロ野球東北楽天の試合を観戦する際、楽天生命パーク宮城(仙台市宮城野区)では現金を使えなくなった。電子マネーやクレジットカードのみだが、思ったよりもファンの抵抗感は少ないと感じる。
 世の中のキャッシュレス(非現金)化は急速に進む。鉄道の乗車券売機の前で小銭入れに指を入れている人はあまり見かけない。筆者も最近は通信販売サイトを利用する。クレジットカードをスマートフォンで「カシャ」と撮影するだけで決済完了。一度登録すればカード番号や住所を打ち込まなくても商品が届く。
 失敗もある。趣味の道具をサイトで探していたとき、「1-click(クリック)で今すぐ買う」の所で指が止まってしまったようで、「注文が確定されました」と表示された。買う予定のない物。動揺し、「キャンセルする」をクリックせずにサイトを閉じてしまった。スマホに「やっぱり要らないですう」と呼び掛けてもらちが明かない。
 こんなピンチでは自分の脳を都合良く変換させるに限る。今、「これ欲しかったんだよなあ」と、サイズが合わないその道具を大切に使っている。(スポーツ部次長 本多秀行)