釧路、札幌、高知、熊本、久米島…。演歌の歌詞になりそうな地名の数々は、この半月間で写真部員が訪ねた取材先。
 普段から出張の多い部署ではあるが、1、2月は格別。プロ野球東北楽天のキャンプやウインタースポーツの全国大会などが続き、遠くへ繰り出す機会がめっきり増える。
 先月、ベテラン部員の一人はサッカーJ1ベガルタ仙台のキャンプ地、沖縄県糸満市へ。1月なのに日中の気温は23度になったという。カメラも汗にまみれたことだろう。
 別の部員は長期連載の取材で北海道地震の被災地、厚真町に赴いた。凍える北の大地は気温がマイナス20度。膝丈を超す雪と格闘しながら、仮設住宅に暮らす人々に接した。
 戻って来てから「今も苦労が続く東日本大震災の被災者の姿とダブり、ちょっと涙がにじんできた」と話していた。
 温かなハートとクールな視点-。それが新聞社の仕事の値打ちだと教わってきた。本社のデスクに座るようになっても意気込みは同じ。体の方は暑さ寒さに弱くなったが、気持ちはホット&クールで。
(写真部次長 門田勲)