1月24日、青森駅9時半発の普通列車で支局員との面談に出掛けた。下北駅11時着。むつ支局のT記者の車に同乗して下北半島の北東端の尻屋崎へ向かった。
 地吹雪の中、「アタカ」と呼ばれる越冬用の牧草地に寒立馬(かんだちめ)約20頭が立っていた。下北には大雪注意報、三八上北全域に暴風雪警報が出た荒天の空模様。「車の中から見た方がいい。あっという間に凍える」とT記者。人間同様に馬もさぞかし春が待ち遠しかろう。
 むつ管内では、ケーブルを器用に伝って移動するサルの群れが撮影された。ユーモラスな投稿映像が話題を呼んだが、農家にとっては迷惑な存在だ。国の天然記念物の「北限の猿」はむやみに捕獲できないために繁殖が進み、生息エリアも拡大。猿害の防止に市町村が長らく苦労している。
 出張面談は現地視察のよい機会になっている。昨春は漁師夫婦が営む佐井村の食堂で海鮮丼を食べた。今回は名物の海自カレーだ。
 午後も強風は収まらなかった。最大瞬間風速25メートル超ならJR大湊線は運休。バスで移動できても八戸到着は夜になる。現地泊も考えたが、10分遅れで快速列車が出た。徐行運転だった。
(青森総局長 長内直己)