この1カ月、統一地方選の前半戦で実施された青森、秋田、山形3県議選(7日投開票)の紙面作りに関わった。統一選と参院選が重なる12年に1度の亥(い)年選挙に当たる。候補者数の減少、都道府県・市議会議員の選挙運動用ビラの頒布解禁といった現象面、制度面も取り上げながら選挙区の情勢、当落を報じた。
 投開票までの過程で、強弱こそあれ三つの衝撃を受けた。一つ目は無投票の選挙区がとても多かったこと。3県の計47選挙区のうち、23選挙区で投票を経ずに当選者が決まった。山形に至っては半数以上の9選挙区が無投票だった。
 二つ目は投票率。期日前の投票率は順調に数字を伸ばしたものの、ふたを開けてみれば3県全てで過去最低を更新。青森では50%を切る48.38%だった。身近であるはずの地方選、地方政治にも有権者の関心が及ばなくなったのかと思うと、少々危機感を覚えた。
 3県は、いずれも赴任した経験がある。幾度となく取材し、その地域の政治風土や歴史を教えてくれた思い出深いベテラン県議が当選者の中にいない。しかも1人や2人ではない。三つ目の衝撃が一番こたえた。
(報道部次長 末永秀明)