この冬、雪が本当に少なかった。あまりの暖かさにあちらこちらのスキー場からため息が漏れた。

 スポーツ面で週2回、積雪量と滑走状況をお知らした。見返すと、多くの来客が期待できる正月までに全面滑走可能な「◎」になったのは、全49カ所のうち11にとどまった。

 その後も恵まれない。割合が半数まで上がったのは1月23日、今季最高の7割に達したのは2月10日。宮城に至っては、1月20日になってようやく「◎」の付いた箇所が一つ出た。

 待ち望んだ雪が積もっても、圧雪できるほどの量ではなく、雨が降って消えてしまう。人工降雪機を使おうにも、気温が下がらず雪にならない。やるせない毎日だったに違いない。

 「滑走に届かない積雪量です。本日はお休みさせていただきます」「残念なシーズンになってしまいました」。各スキー場がホームページなどで更新するコメントを見るたびに、気の毒に思っていた。

 4年前も雪不足だったが、1月に大雪が降って少しだけ盛り返した。今季はそれもなかった。冬は冬らしく。「今季の分、来季は」と願うばかりだ。
(スポーツ部次長 細谷隆)