ランチタイムには会社員や観光客らでにぎわうJR仙台駅かいわい。東口のEKITUZI(エキツジ)でカレー屋ののぼりを掲げる車が1月半ば登場した。社会福祉法人わらしべ舎が太白区西多賀3丁目で営む「桜蔵( さくら )」の移動販売車だ。
 桜蔵は知的障害者の就労継続支援事業所で、2002年オープン。09年に調理器具を搭載した車の移動販売も始め、大学やイベント会場などへ出張する。今回新たに進出したエキツジでの営業日は毎週火曜日。カレーに引っかけた。
 車では法人職員のサポートを受け、男性2人が接客と盛り付けを担う。共に桜蔵で10年余りの経験を積む。加藤思明さん(28)は「いろんな人と出会えて楽しいし、やりがいがある。たくさん食べてもらいたい」と張り切る。職業指導員の桜井秀太さん(36)は「施設利用者の力を引き出し、自立した生活につながる機会の提供に努めていく」と話す。
 厳しい寒さの影響もあり、見込みの売り上げには届いていないが、もうじき春本番。桜の花が咲くように、夢の花を咲かせることを願う。