今年は大型選挙がないと高をくくってはいけない。国会は正常化したが、いつまた解散風が吹くか。準備は政治家だけでない。高校生を含む有権者も同じ。
 18歳選挙権が始まる直前、一部の高校が政治活動に参加する生徒の行動を校則で管理しようとし、反発を買った。随分と神経をとがらせていたものだ。
 学習指導要領の改定で数年後には「公共」という科目が登場する。生徒らの政治参加を促す主権者教育に力点が置かれるという。授業をどう組み立てるかは現場の工夫次第ということらしい。
 宮城県選管が先頃作成した教師用パンフレット『新しい有権者に教える先生のための選挙講座』が頼りになりそうだ。
 面白いのは模擬選挙の実践例。架空の選挙公報を教材に、候補者が掲げる公約の評価や投票、結果検証もする。耳に優しい政策ばかりの人、1項目重点主義や財源確保に増税を明記した候補も。教師はどう指導し、生徒は誰を選ぶのか。
 生徒アンケートでは、出前講座で学び「選挙に行きたくなった」が31%に。投票率アップは先生にかかっている。