「活動はもう20年目。今年も間もなくホタルが舞います」。「仙台旭ケ丘ホタルとメダカの会」(佐々木健会長)の関場国夫さん(88)は感慨深げだ。
 仙台市青葉区の台原森林公園。地下鉄旭ケ丘駅近くの森の小川で、1999年からゲンジホタルを育ててきた。川床にカワニナが生息し、それをホタルの幼虫が食べる。
 「ホタルを子どもに見せたい、と住民有志が自生地の金成町(現栗原市)から成虫をもらったのが始まり」。カワニナと一緒に放し、小川には野ゼリなどを植え、流量も調整するなど環境を整えた。
 「今は生態系が安定し、6月中旬からホタルが飛ぶ」。見ごろは20~30日ごろで、木々の間を高く舞い上がる。23日には恒例の「旭ケ丘ホタルまつり」も。
 関場さんらの悩みは会員の高齢化。だが、地元の市民センターがホタルを守るボランティアの養成講座を催し、70代の卒業生たちが支援の会を旗揚げした。「カワニナの餌となるキャベツの葉をスーパーでもらったり、草刈りをしたり、活動は大変。『若手』に期待しています」