仙台市内の図書館で中華料理店のような名前のリーフレットを見つけた。「福読軒」。青葉区の広瀬図書館が発行した10代向けのお薦めブックリストだ。選書アドバイザーを務めた中高生8人が中心となって編集した。
 人気アイスが登場する「スーさんの『ガリガリ君』ヒット術」(ワニブックス)をはじめ、ライトノベル、児童書とそれぞれのイチ押し計8冊を紹介した。
 リストの編集方針は「手にしてもらえるよう飲食店のメニュー風に作る」。書店などで本を選び、紹介文を手掛けた。お薦めの本をもっとたくさん掲載した冊子版もある。
 生徒はヤングアダルトコーナーなど館内の選書も手伝い、株の本といった提案を寄せた。図書館の担当者は「大人では気付かない視点があり、10代の意見を棚づくりに生かせた」と振り返る。
 秋を待たなくても、夏休みは読書の旅を楽しめる好機だ。リストは若者の本との出合いに「福」をもたらすかも。広瀬図書館は来年のリスト作りを担う中高生の選書アドバイザーを募っている。(2018・8・9)