仙台市若林区の荒町商店街の一角、ビルの2階に「ワンダーアートスタジオ」がある。元印刷所で学校の教室二つ分以上の広さがあり、子どもたちが障害の有無を超えて週末の月1回、好きな色の絵の具を使って伸び伸びと描いている。
 主宰するのは、東京を拠点に美術館や医療福祉・教育などの現場で活動するアートプロデューサー高橋雅子さん(61)。小学-高校時代を仙台で過ごした高橋さんは東日本大震災後、創作で心を癒やす被災地支援チーム「ARTS for HOPE」をつくり、岩手、宮城、福島の3県や熊本県で活動を続ける。
 被災地支援を通じて昨春、仙台にスタジオを設け、支援者や受講生らの協力で壁を塗り直すなど、徐々に形を整えてきた。「障害がある人たちは閉じこもりがち。いつでも来てアート表現ができる場所にしたい」と高橋さんは言う。
 10月からは講座の対象を子どもだけでなく、障害のある大人や家族にも広げる予定という。連絡先は「ARTS for HOPE」本部03(6240)1525、またはホームページから。