仙台育英高硬式野球部の前監督佐々木順一朗さん(58)が11月から学法石川高(福島)硬式野球部の監督を務める。仙台育英高監督を部員の不祥事で引責辞任した後、球児を指導する機会を再び得て、新天地の記者会見で「喜びを感じている」と笑顔を見せた。

 学法石川高は春3回、夏9回の甲子園出場経験があるが、99年夏が最後。今夏まで戦後最長記録の12年連続で福島大会を制した聖光学院の牙城を崩せずにいる。2001年春と15年夏の甲子園大会で仙台育英高を準優勝に導いた佐々木さんの手腕に「古豪復活」が託された。

 佐々木さんは学法石川高の監督就任に縁を感じているようだ。同校が初めて甲子園の土を踏んだのは1976年春の選抜大会。佐々木さんが東北高(宮城)の2年生エースとして8強入りした同年夏の甲子園大会でも福島代表だった。

 平成最後の選抜大会出場校選出の参考となる秋季東北地区大会が秋田で行われている。名将の就任が福島の高校野球界を刺激し、甲子園初制覇を狙う東北勢の底上げにつながることを期待したい。