東北大川内キャンパスの北口に1967年から2008年まであった川内第2食堂。波板張り平屋の食堂は、建物が古くて薄暗く、値段の安いカレーがメインだったことから「貧食(ひんしょく)(貧民食堂)」と呼ばれ、多くの学生たちに愛された。
 そこの定番メニューだった普通カレーがレトルト商品(税込み378円)になった。9月20日から同大生協の店頭と通信販売で扱うと、用意した1500個が2日間で完売。品切れが続き、解消したのは10月半ばになってから。同月末までの販売数は5200個にも上る。
 大好評の復刻カレーは、教育研究環境の整備を目的にした同大基金への寄付を促そうと、売り上げの一部を充てる商品を検討する中で生まれた。学内で試食会、同窓会の集まりでデザインの投票を行うなど、味も形も吟味した。
 貧食には、具だくさんのおふくろカレー、真っ黒なカレー、ひたすら辛い怒髪天カレーもあった。「第1弾に続く限定品として考えていければ」と同大社会連携課の担当者。遠くなったあの頃を思い出させてくれる次の逸品も楽しみだ。(2018・11・7)