けさ起きたら、雪がうっすらと辺りの景色を白く染めていた。雪国で育ったせいか、雪を見るとどこか心が弾む。通勤の途中、会社近くの公園で、子どもがうれしそうに雪の上に木の枝で絵を描いていた。その気持ちが分かる。
 「雪恋い」という言葉がある。石川県生まれの作家、故高田宏さんの造語だ。高田さんはこんな言葉を残している。雪国に生まれ育った人の多くが、雪国を離れても、いや雪国を離れればなおさら、雪へ向かう心を深くしている-。
 「雪恋い」の思いが募ったけさの仙台市は、最低気温が氷点下3.0度。この冬最も寒い朝となった。年末年始にかけて強い寒気が列島を覆うという。日本海側は大雪の恐れもある。帰省の足に影響が出ないか心配だ。
 きょうは仕事納め。一年の労をねぎらって、仙台の夜の街で一献という人もいるかもしれない。厳しい寒さと雪で滑りやすくなっている足元には、くれぐれも気を付けたい。
 夕刊もきょうで仕事を納め、あすから正月3日までお休み。良いお年を-。