宮城県美里町の創作和太鼓団体「駒の会」。洗練された迫力ある演奏で多くの人を魅了してきた。1979年に結成された会が、ことし40周年を迎える。
 90年から毎年開催する定期演奏会の存在が大きいという。きっかけは前年まで4度続いた東北大会での惨敗。「曲を演奏するだけでは駄目。訴えるものがないと」。内面を磨くことに力を入れ、トータルな達成度を示す場として掲げた。
 アマチュア団体の定期演奏会は全国でも珍しかった頃。苦労は多かったが、舞台設定から演出までやりきったことが自信になった。その年の東北大会でも優勝を飾り、活動の基盤が固まった。
 40年を経て、音楽を職業にする出身者も出てきた。同町在住の音楽プロデューサー佐藤三昭さん(51)は、邦楽の作曲や和太鼓の演奏指導など、多方面で活躍する。プロの演奏家になった人もいる。
 現在の会員は小学1年から51歳までの男女35人。以前から変わらない幅広い年齢構成が、次代へのつながりを生む。会長の桂田一彦さん(49)は「将来もずっと続くような会でありたい」と話す。