宛先に自分の住所を記したり、郵便番号を間違えたり。平成最後の年賀状もいくつかの書き損じや使い残しを出してしまった。そんな年賀はがきの再生の道がある。提供を通じた国際援助だ。
 呼び掛け団体の一つが、子どもの権利を推進し、貧困や差別のない社会を目指す国際NGOプラン・インターナショナル。宮城学院女子大(仙台市青葉区)など全国9校のグループと協力し、はがきを募るキャンペーンを2月末まで続けている。国内で換金し、ヨルダンのシリア難民の子どもの教育支援といったプロジェクトの活動資金に充てる。
 11回目となる取り組みは未投函(とうかん)の官製はがきが対象で、封筒に入れて各グループに送ってもらう。寄付額は毎回150万円以上になるという。はがきの送付先はNGOのホームページで紹介しており、担当者は「1枚からでもぜひ協力を」と語る。
 相手に届かなかった年賀はがきが支援の思いとなって、海の向こうに届く。自宅に眠っている物があれば、手を伸ばしてみてはいかがだろうか。