今月24日、仙台市青年文化センターに熱のこもった音楽が響き渡った。仙台ジュニアオーケストラのスプリングコンサートだ。音楽監督の平川範幸さんの指揮でファリャ「三角帽子」などの名曲に挑戦。市民から大きな拍手が送られた。
 オーケストラは未来の地域文化を担うリーダーを育てようと、市が1990年に設立。今年で30年になる。東日本大震災後の2016年には、サントリーホール(東京)で演奏する機会もあった。
 小学5年から高校2年まで、仙台市や近隣市町から通う110人の団員が、月3回ほど平日夜に同センターで練習を重ねる。指導は仙台フィルハーモニー管弦楽団のメンバーたちだ。
 「学校も学年も違う集団が、一つのものをみんなでつくり上げるのは貴重な経験」と事務局(仙台市市民文化事業団)の菊沢布美さんは話す。「1本の指揮棒を見つめながら連帯感を育んでいくなんて、オーケストラならではです」
 現在の高校2年生は今月で引退。12のパートで計30人ほどの新団員を募集している。音楽好きの子どもたち、来たれ。