米大リーグの名将と言えば誰を思い浮かべるだろうか。古くからのファンなら、故スパーキー・アンダーソンさんを挙げるかもしれない。ナショナル、アメリカンの両リーグでチームを世界一に導いた初の監督として知られる。

 選手時代のメジャー歴は1959年の1年だけ。引退後、指導者として経験を積んだ。メジャーで名監督になるのは、元スター選手ではなく、アンダーソンさんのように下積みをした人が多い。

 プロ野球12球団の現在の監督を見ると、4番打者やエースといった元スターが目立つ。異色なのがわが東北楽天の平石洋介監督。現役時代は1軍と2軍を行き来し、パッとした成績は残せなかった。

 2軍監督を務めた後、昨季途中から1軍監督代行。監督に就任した今季は開幕ダッシュに成功した。選手からの信頼も厚いという。

 元楽天監督の野村克也さんは雑誌に「元スターの監督は才能に頼った野球をする。苦労を知らない選手は良い監督になれない」と語った。平石監督なら選手の苦労が分かるはず。采配に注目したい。