サッカーJ1仙台が今季リーグ戦の序盤10試合を終え、J2降格圏内の18チーム中17位と苦しんでいる。令和元年の戦いは、J1に復帰した2010年以降、10季目で直面する最大の試練だ。
 一方で他クラブのことながら、6季ぶりのJ1で現在3位につける大分の躍進ぶりが気になる。16年はJ1経験クラブとして初めてJ3に転落。そこから17年はJ2にはい上がり、さらに2季を戦ってのJ1復帰とV字回復を果たした。
 大分を16年から率いるのは片野坂知宏監督(48)。現役時代はサイドバックで、広島、柏、大分などを渡り歩き、31歳のベテランとなった02年はJ1に初昇格した仙台でもプレーした。野武士的な風貌の割に人懐っこく、「初心に帰り、一戦一戦、一日一日が最後だと思って全力でやる」と言う実直さが、当時取材した筆者には印象的だった。
 仙台は今季の第7節、敵地で大分に0-2で敗れている。次に顔を合わせるのは6カ月ほど先の第33節、ホーム最終戦。その頃までには巻き返し、J1残留を確定させていることを期待したい。