♪新しい朝が来た 希望の朝だ-。遠い日の夏の出来事を「ラジオ体操」と共に思い出す人も多いことだろう。眠い目をこすりながら味わったワクワク感が懐かしい。
 仙台市内のほとんどの小中学校は、あすから夏休み。プールや海で泳いでもいいし、好きな本を読むのもいい。子どもたちが思い思いに楽しんでこその夏休み。だが、最近は心配事もあるという。
 「夏休みの間に体重を減らしてしまう子どもがいます」。生活困窮世帯を支援する仙台市のNPO法人「アスイク」の大橋雄介代表理事(39)が話している。
 休み期間中は当然、給食がない。家で食べなければならないのに、親が仕事で忙しくて用意できなかったり、お金がなくて食べる物を買えなかったり。
 今や全国の18歳未満の子どもの7人に1人が貧困状態にある。「子どもの貧困対策推進法」は市町村に貧困解消に努めるよう求めるが、関心は低いまま。アスイクなどの支援団体は、この夏も各地で子ども食堂を運営する予定だが、「まだまだ足りない」(大橋さん)。