風邪は冬に流行しやすいと思いがちだが、実際はそうでもない。ウイルス性の疾患である「ヘルパンギーナ」「プール熱」「手足口病」は子どもに多い「三大夏風邪」といわれる。

 このうち「手足口病」は、その名の通り、手や足、口の中に水疱(すいほう)性の発疹ができ、発熱などを引き起こす感染症。

 この夏は全国的な流行を見せ、特に宮城県内では一時、1医療機関当たりの患者数が全国で最多となった。罹患(りかん)するのは大半が5歳以下の乳幼児だが、まれに大人が感染することもある。

 高温多湿を好むウイルスのため夏場に活発に増殖するらしい。宮城県疾病・感染症対策室によると、県内の流行のピークは既に過ぎた可能性があるが、9月ごろまでは引き続き警戒が必要だという。

 連日の暑さで知らず知らず疲れがたまり、免疫力が落ちている恐れもある。ウイルスの攻撃に負けないためには、体調管理はもちろん、身の回りを清潔に保つことが何より大事。子どもも大人も手洗いやうがいを徹底し、健やかに夏を乗り切りたい。