暦の上では秋だが、残暑は続く。そんな時、恋しくなるのが冷たいお菓子。ジェラートはかき氷、ソフトクリームなどと並んで人気の定番だ。そのジェラートの日があるというのを初めて知った。

 日本ジェラート協会が毎年8月27日に制定した。1953年のこの日に公開され、世界を魅了した映画にちなんだという。『ローマの休日』である。

 “永遠の妖精”と呼ばれたオードリー・ヘプバーンさんの初主演作。小国の王女を演じるヘプバーンさんがローマ中心部のスペイン階段に座ってジェラートを食べる有名なシーンで知られる。

 先日、そのスペイン階段に座ることが禁止された。目的は歴史的な景観の保護。既にジェラートをはじめとした飲食は原則禁止されていたが、観光客がごみを散らかすなど問題になっていた。

 違反者は最大400ユーロ(約4万7000円)の罰金。日本でも鎌倉市で他人の服を汚す恐れがあるとして食べ歩きの自粛を求める条例が4月に施行された。観光地で食べる冷たいお菓子は格別だが、あくまでマナーを守って味わいたい。