ジャズは19世紀末から20世紀初めにかけて米国南部の港町ニューオーリンズで誕生したといわれる。

 ジャズの巨人、ルイ・アームストロングも同市の出身。少年院のブラスバンドで演奏したのをきっかけに音楽を始めた。自在なトランペット演奏と独特のだみ声で世界を席巻。故郷の国際空港には彼の名前が付けられている。

 そのニューオーリンズでジャズフェスティバルが今年で50周年を迎えた。葬式でマーチングバンドが繰り出すほど音楽好きの人々が集まる町だけに、大いに盛り上がったと思われる。

 こちらも熱気は負けないだろう。定禅寺ストリートジャズフェスティバルが7、8の両日、仙台市である。全国の700以上のグループがジャズ、ロック、ゴスペルなど多彩な音楽を披露する。

 来年は30回の節目で、29回目の今年は「Road~みんなのキセキ」をテーマにする。キセキは軌跡、奇跡の意味という。国境や言葉の壁を越え、人と人をつなぐ音楽。足を止めれば、その奇跡のような力を体感できるかもしれない。