「ケージから出ようとしたり、えさが欲しくてわざと水をこぼしたり、大変です」。宮城県七ケ浜町で捨てられた犬猫の保護と新たな飼い主への橋渡し活動を行う鈴木艶子さん(49)。やんちゃに育った雌猫「イワシ」に手を焼く毎日だ。

 大けがで目が見えなくなった子猫が鈴木さんの家にやってきたのは、2017年7月。車にはねられ、瀕死(ひんし)の状態だったところを保護した。

 鈴木さんはクラウドファンディング(CF)で寄付を募り、子猫の治療費を賄った。さらに、余ったお金で塩釜市内に小さなドッグランを開設した。

 あれから2年。保護や譲渡会などで関わった犬猫は数十匹に上った。今でも鈴木さんの所に「猫を拾った。かわいそうだから保護して」と電話やメールが寄せられる。

 「人任せではなく、避妊・去勢など必要な治療を施し、新しい飼い主に手渡すことが責任ある行動。私はそのお手伝いするだけです」と鈴木さん。20~26日は動物愛護週間。小さな命に向き合う心構えを私たちも身に付けたい。