新型コロナウイルスの影響で、小中高校の休校が続く。そろそろ2カ月。家庭学習が思うように進まず、イライラしてしまう保護者も多いだろう。

 「学力の地域格差が広がりそうで怖い」。小学4年の長男と自宅にこもる仙台市太白区の主婦(42)は、情報通信技術(ICT)を活用する福井県や東京都文京区などの教育委員会の取り組みを知り、不安が増したという。

 動画投稿サイトなどで映像授業を配信したり、タブレット端末とモバイルルーターをネット環境のない家庭に貸し出したり。オンライン学習のような双方向性はないにしろ、「子どもの学びを支えよう」という自治体の熱意が伝わる。

 仙台市教委のサイトは、国の学習支援サイトを紹介するくらい。休校期間が小刻みに延長され、仕方がないとは思いつつ、各家庭に活用を丸投げした印象。しかもトップページから探しづらい。

 教育現場のICT導入が進んでいれば、違った発信ができたのではないか。インターネットの普及で世界は狭くなったのに、すぐそこにある学校は遠い。