「各戸のごみの排出量が3~4割増えています。多い所では2回に分けて回収するそうです。収集時間を守って早めに出すようにしてください」

 自宅マンションのエレベーター内にこんな張り紙があった。新型コロナウイルス感染防止のため、国や自治体が呼び掛けた「ステイホーム」。自宅で過ごす時間が増えた結果、家の中の掃除に本格的に取り組む人が相当数いるようだ。

 わが家でも各部屋や廊下、トイレなどいつも行う場所はもとより、押し入れや天袋、ベランダなど普段はほとんど手を付けない場所にまで範囲を拡大。大型連休中は、ここ数年リビングにつり下げっぱなしだったカーテンの洗濯を実現した。図らずも充実した「清掃生活」を送ることになった。

 こまごまと手を動かしていると、抱えていた懸案事項を解決するヒントが浮かんできたり、面白いアイデアがひらめいたりするから不思議だ。

 いや応なく続くステイホーム。身の回りと頭の中を整理するきっかけをくれたと思えば、そう悪くもないか。