女性研究者らを対象に、東北大男女共同参画推進センターが先日、オンラインのランチ会を開いた。自宅や研究室から45人が参加。子どもの面倒を見ながらの人も、食事を取りながらの人もいる。

 新型コロナウイルス対策で、交流の場をネット上に移した。初回は4月。自己紹介では、子育て中の参加者から「子どもが寝静まった後に仕事をこなす」などと在宅勤務に悩む声が多く出たという。

 育児や家事の負担は女性に偏りがちだ。「研究者同士のカップルは勤務地の関係で別居生活を送り、女性一人で育児や介護を担うケースも珍しくない」。センターの小川真理子准教授は言う。

 同大の女性比率は助手を含めた教員が14.5%、教授は6.0%(昨年5月現在)。支援制度の整備にとどまらず、さりげなくネットワークづくりを促す集まりは励みになりそうだ。

 参加者の発案で、オンライン上に研究の意見交換をする場もできたという。女性たちの緩やかなつながりから、ユニークな学際研究が生まれるかも。コロナ禍でも創造的。研究者の気概を見た。