東北各地は最低気温がマイナスの日が続く。きょうも朝晩は冷えそう。それでも<春の晩飯あと三里>と言って、少しずつ日脚が伸びているのを実感する。光が差してくれば気持ちも和らぐ▼平昌冬季五輪の閉幕でスポーツの話題はひとまず休みかと思ったら、今度は東京マラソンで16年ぶりの日本新記録が出たというニュースが入ってきた。飯を味わい、夕暮れ時の散歩で夏の五輪の「星」を見つけたかのよう▼設楽(したら)悠太選手(26)が出した2時間6分11秒は従来の記録を5秒上回った。さらに日本勢が続いた。6分台でもう1人、8分台も4人がマークした。陸連関係者が「これほどの高速マラソンは日本で初めて」と驚いた。設楽選手も「(記録短縮は)まだまだいける」と言ったのだから頼もしい▼このレース、実は陰で支えたのが仙台市出身で1万メートルの日本記録保持者の村山紘太選手(旭化成)である。ペースメーカーとして集団を引っ張った。3月4日には双子の兄、謙太選手(同)が「びわ湖毎日」に出る予定で、「今度はオレの番」と満を持す▼空に瞬き始めた1等星、2等星…。実際に人が地平線より上で目視できる星は約4千個という。さて、一番の輝きは? 平昌の余韻に浸りつつ、東京五輪へこのまま歩いて行くのも悪くない。(2018.2.27)