サッカー、スペイン1部リーグの「クラシコ」は、互いに負けが許されない試合と言われる。バルセロナとレアル・マドリードによる伝統の一戦。アルゼンチン代表のメッシ、ポルトガル代表のロナルドら世界のトップスターが集まる2チームが激戦を繰り広げる▼芸術的でスペクタクル。185カ国の6億5千万人をテレビにくぎ付けにする。時には選手が熱くなりすぎ、荒れることも。昨年12月の試合ではレアルの選手がバルセロナを州都にするカタルーニャ州の独立問題をからかうような発言をし、物議を醸した▼プロ野球の巨人阪神戦、大学スポーツの早慶戦。東西問わず、どのスポーツにも伝統の一戦があるが、白熱する試合が多い。だがここまでやるのは言語道断。アメリカンフットボールの名門、日本大と関西学院大の「赤と青の対決」で出たラフプレーだ▼関学大の選手がパスを投げた数秒後、無防備だった背後から日大の選手が激しくタックルした。負傷した選手は全治3週間。一つ間違えば選手生命が絶たれる危険があった▼映像では意図的な行為に見える。そうだとすれば、当面はフィールドの外で猛省してほしい。勝敗の前に人として忘れてはいけない大切なことがある。それがフェアプレー。全世界のスポーツ共通のルールだ。(2018.5.16)