まだ先のことと思っていたら、そうでもないようだ。新天皇即位に伴うゴールデンウイークの10連休。4月27日~5月6日の長期休暇に海外旅行へ、と既に予約を済ませた人は例年より多いという▼総合旅行サイト運営会社エアトリの調査によると、政府が10連休の方針発表直後の昨年11月時点で既に、海外旅行の予約件数は前年比の2倍以上に上った。海外旅行の出足の早さに、国内の観光地はのんびりとしていられなくなった▼会津若松市は今月、官民による誘客事業の実行委員会を発足した。例年に増して多彩なイベントを計画する。福島県内をはじめ宮城、栃木などの隣県、首都圏がターゲットだ。「国内は客の争奪戦。時間はない」と関係者は危機感を募らす▼一方、休みが続くと心配なこともある。会津若松市は、連続閉庁による市民生活への影響の検討も急ぐ。新元号となる5月1日は婚姻届の増加が予想され、この時期、転入転出届も多い。少なくとも窓口は開庁が必要かもしれない。そもそも多くのサービス業は休めないのだ▼振り返れば、平成の始まりはバブル景気に沸き、「24時間、闘えますか」と猛烈社員がもてはやされた。あれから30年たって時代は「働き方改革」。楽しみだが「10連休どう過ごそうか」と戸惑いも交じる。(2019.1.28)