ビートルズの街といえば、ジョンやポールが生まれた英国リバプール。世界中のファンが訪れ、聖地を巡り音楽を楽しむ。「小さなリバプール」を相馬市につくろうと、地元の建設業桜井茂樹さん(62)がライブの店の仕上げに忙しい▼来月11日にオープンさせるのは、旧町名にちなむ「中村コーヒー店」。タモ材のカウンター、大谷石や紫檀を使う壁や床ができあがり、本場で仕入れたビートルズの人形やグッズ、ゆかりの楽器も並ぶ▼「何よりも響きがいい」と言い、ビートルズの曲を中心にアコースティックのライブを企画していく。長年のマニアでバンドも組んでいることに加え、地元で盛り上がる「音楽の街づくりを後押ししたい」▼「SOMA音フェス」。昨秋、多彩な音楽を愛する市民が集い、屋内外で演奏を披露した初の音楽祭だ。「成功だった。音楽イベントを中心に復興の街興しをしたい」と主催した相馬商工会議所会頭の草野清貴さん(72)▼実行委員だった桜井さんは「外国人客も含め、1年を通して相馬に人を呼べたら」と着想した。目玉がビートルズの店。英国風の庭も整え、彼らの名曲から「ストロベリー・フィールズ」と名付け交流の場にする。海外にも発信し相馬を売り込むつもりだ。「音楽で街のにぎわいを生み出したい」(2019.3.28)