スーパーのレジ袋有料化が始まって10年以上たつ。マイバッグや使い回しのレジ袋を持参し、有料袋は断ってきた。一方でコンビニやドラッグストアなどで無料の袋は何となくもらってしまっているので「マイバッグ派」と名乗る資格はない▼スイスで開かれた有害な廃棄物の国際的な移動を規制するバーゼル条約の締約国会議で、汚れたプラスチックごみを輸出入の規制対象に加える条約改正案が採択された。日本は国内で処理し切れないプラごみを途上国へ100万トン以上輸出しているが、2021年の条約発効後は難しくなる▼プラごみはリサイクル資源。ただ、国外での汚れたプラごみ処理は洗浄する薬品による環境汚染が指摘されたり、再利用できないとして不法投棄されたりと問題を引き起こしている▼条約改正の背景には最大の輸入国だった中国が18年1月、輸入禁止に踏み切ったことがある。行き場を失ったプラごみが世界にあふれ、海に流出する懸念が高まった▼日本での発生は年間約900万トン。国内処理にはコストがかかる。でも自国のごみを自国で始末するのは当たり前。いい機会だ。不要なレジ袋は断るなど、プラごみを極力減らす。汚れたプラごみを出す際はリサイクルできるように洗って出す。できることから始めたい。(2019.5.14)