記者と取材相手と、互いにマスク着用が日常になって久しいが、一向に慣れない。

 初対面の相手の顔が覚えられない。互いに表情を確認しながら会話することがいかに大事か思い知った。相手が飲み物に口を付けるとき、それとなく目線を向けるくらいしか策がない。

 マスクの国内生産を決断したアイリスオーヤマの社長に先日インタビューした。悩んだのは掲載する写真。表情が見える方が、より社長の意欲が伝わりそうだ。でも面会にも気を使う昨今、配慮が足りないと思われるかも…。結局、マスク姿を選んだものの、読者はどう感じただろうか。

 最も心配なのはこれからの夏だ。元々汗っかきの体質でハンドタオルが手放せず、過酷な日々になることを覚悟している。せめて東北らしい、涼しい夏になればいいのだけど。マスクの憂鬱(ゆううつ)から早く解放されたいと強く願う。(報道部・高橋一樹)