名取市文化財保護審議会の会長を務める増田千代子さん(88)からのメールに励まされている。中古三十六歌仙の一人で同市に墓がある平安時代の貴族藤原実方を増田さんは長年研究。毎年10月に開催される「墓前献詠会」の選考にも携わっている。

 松尾芭蕉の「おくのほそ道」で実方の墓を訪ねようとしたが果たせなかったという記述があることから、昨年8月に「とうほくドローンeye おくのほそ道編」の取材で芭蕉関連の話を伺った。

 それ以来、朝刊で掲載されるたびに「幻想的な写真ですばらしいですね」「20回も続いて芭蕉も喜んでいることでしょう」と、絵文字も交えた温かいメールが送られてくるようになった。

 連載は新型コロナウイルスの影響で中断。その旨を伝えると「写真を拝見できなくなるのは残念です」と返信があった。増田さんの期待に応えるためにも収束を願うばかりだ。(写真部・小林一成)