睡魔と闘い続けた日々が、幕を閉じる。サッカーのワールドカップ・ロシア大会。日頃サッカーにあまり関心のない私でも、リアルタイムで応援しようと意気込んだ。7月3日夕刊1面の見出しは「日本8強に一歩届かず」。悔しい。そんな言葉が今にも聞こえてきそうな写真が掲載されていた。
 日本人だからこその粘り強さとともに、チームは組織力が鍵になることを今大会は教えてくれた。同時に、スポーツは勝ち負けが全てではない。本紙の記事と写真から、そこを学ばせてもらった。

 満面の笑みに両手を挙げた新郎の写真。6月26日朝刊社会面から喜びが伝わってきた。復興支援がきっかけで結ばれ、地元食材を使った飲食店を営む石巻在住の今村正輝さん・由紀さん夫妻の記事「石巻に感謝 ともに歩む」。
 幼少期に遊んだサン・ファン・バウティスタ号があるサン・ファンパークで挙式の夢がかない幸せいっぱいの新婦と、「石巻まで来てもらえる店を目指す」という新郎の言葉に、心が温かくなった。本紙で再び、2人の活躍を目にできたらと思う。パークの新たな活用法を知り、参考にもなった。
 震災関連でうれしい記事がもう一つ。6月29日朝刊社会面の「被災者の今 声でつなぐ」だ。一般社団法人「オナガワエフエム」が放送文化基金賞に選ばれた。臨時災害放送局が前身で、その当時からの番組を制作し続ける。
 受賞決定後の番組収録写真からは、スタッフの和やかな雰囲気がうかがえる。震災から7年。運営・経営難などから惜しまれつつ、終わりを迎える団体・施設は少なくない。心の復興は、ハード面同様に大切なこと。久しぶりにラジオを聞きたくなった。

 シェアは、SNSやオフィスだけではない。6月26日夕刊3面の「シェア店舗 魅力は凝縮」は来年6月までの期間限定で、仙台市中心部にシェア店舗兼イベントスペースがオープンしたことを伝える。飲食店開業を検討している人や商品のリサーチがしたい人ら、自分のビジネスに関したメリット・デメリットを知る情報収集の場として人が集いそうだ。
 店舗内の写真は一見、オシャレなカフェ。空きスペースの活用法として、こういったこともできるという事例紹介になっている。ぜひ、さまざまな「化学反応」が生まれることを期待したい。
 幅広い世代が交流するための場づくりもある。富谷市ひより台に住民運営「七ツ森街かどカフェ」がオープンしたという。7月1日朝刊宮城版。写真からスタッフらしきエプロン姿の女性、閑談する女性が多く見られた。7月3日の宮城版には、仙台市が観光関係者らとの懇話会を初開催した記事に「女性の視点大事」とあった。街の活性化を女性が握っているとの言葉にうなずく。
 私が携わる女性団体「ヴィーナスクラブ」(600人)の会員たちは率先して動く方が多い。そんな女性たちがより多く紙面に登場してもらえるよう、自分自身も努力しなくては、と気を引き締めた。