目覚まし時計より早いセミの大合唱で起床。朝寝坊防止にはありがたいけれど、連日の暑さで室温の調整も難しく、睡眠不足が続いた。そんなわが家では、小学2年の息子が夏休み。朝8時前にお弁当や夏休みの課題を持って、児童館へと元気に自宅を出る。
 その息子が残念そうに帰宅したことが何度かあった。プールに入れなかったという。プールサイドの気温は40度以上。熱中症の暑さ指数も最高レベルで、「危険」と判断されると、開放中止のお知らせメールが、私にも届く。
 それもそのはずと納得したのが7月31日朝刊社会面、文字も曲がった「暑さ? レールもぐったり」の見出し。専門家によると、山形新幹線が走るJR奥羽線で連日の暑さもあって、レールにゆがみが生じ列車に運休や遅れが相次いだという。8月2日朝刊1面では「仙台37.3度、観測史上最高」。その数字を目にしクラっとした。体調管理をしっかりしようと思わずにはいられなかった。

 7月25日の朝刊1面は、2020年東京五輪・パラリンピックまで2年と伝える。本紙を含む被災3県の地元紙のインタビューに答え、組織委員会の森喜朗会長が「東京五輪の源流は震災復興。20年3月11日にギリシャで採火する」計画を明らかにした。
 3面には森氏との詳細な一問一答がある。質問した記者が「掲げた意義がこれまで被災地に伝わっているとは言い難い部分がある」と切り込んでいる。被災地の声を代弁してくれた思いがした。
 本紙が追い続ける「大崎測量入札問題」に、一つの区切りが付いた。27日朝刊1面に「大崎談合6社に課徴金命令」の見出し。3面で「4年間ほぼ全て談合」、みやぎ版では「17業者指名停止へ」と関連記事があり、社会面では連載「談合の深層」がスタートした。
 連載は3回続きで、特に2回目の「強い仲間意識 温床か」は、真実を読者へ伝えたいという記者の思いが、文面の至るところに見られた。その先を読みたくなる、そんな内容だった。

 31日朝刊社会面では石巻市の「リボーンアート・フェスティバル(RAF)」プレイベントが取り上げられ、開幕前日の8月3日は同じく社会面に「覚悟持って」の見出しで、実行委員長で音楽プロデューサーである小林武史さんのインタビューが載った。
 偶然にも石巻の人たちがこのイベントに向け、率先して動き始めたというテレビニュースを見た直後だっただけに、小林さんのその意気込み、石巻・牡鹿半島を基盤に続けていく強い覚悟、それらはどこから湧き出るものなのか。もっと聞いてみたくなった。
 この期間、東北各地の祭りの様子を新聞を通して見られる。いつにも増して、朝の楽しみだった。写真と文章から、その場にいなくても「躍動感」が伝わってくる。祭りは、人も地域をも「巻き込む力」を持っている。そういえば、次は実りの秋。全国、いや世界中から美味の宝庫・東北を「食感」するため訪れてほしい。