2011年3月11日午後2時46分、宮城県沖で起きたマグニチュード(M)9.0の東北地方太平洋沖地震による津波で、石巻市大川小(児童108人)の児童70人が死亡し、4人が今も行方不明になっている。学校にいた教職員11人のうち、男性教務主任(57)を除く10人も犠牲となった。当時校長は休暇で不在だった。学校は海抜1.1メートルで北上川河口から約3.7キロ離れ、市の津波ハザードマップで浸水予想区域外だった。地震発生から約50分後に津波の第1波が到達し、最高水位は高さ約8.7メートルに達した。学校管理下の事故としては戦後最悪とされ、児童23人の遺族が市と宮城県を提訴。仙台高裁は18年4月26日、事前防災について学校と教育委員会の組織的過失を認める初判断を示した。約14億円の賠償を命じる判決を不服として、市と県が5月に上告した。