河北新報社は、東日本大震災による津波で児童と教職員計84人が犠牲になった石巻市大川小の事故を検証する連載企画を2018年1月12日から49回にわたり掲載した。
 生存者が限られる中、関係者の証言を丹念に拾い地震発生から津波襲来までの50分間を分刻みで克明に再現し、避難先決定プロセスの核心に迫るとともに、巨大地震に備え全国の学校が共有すべき課題も多角的に報じた。
 真相究明を求める遺族の思いに応えるため、地元紙の使命として取り組んだ一連の企画は、震災の貴重な記録となり、今後の学校防災の指針になる報道として高く評価され、新聞協会賞に値する。