「飛鳥美人」として知られる奈良県明日香村の高松塚古墳壁画(国宝)について、文化庁は26日、修復が同日で終了したと発表した。1972年に発見され、考古学ブームをリードしたが、文化庁による管理体制の不備でカビが発生していたことが2004年に判明、石室を解体して07年からカビを除去していた。今後は保存や展示方法が課題となる。
 文化庁は、修復がほぼ終わった昨年12月に撮影した壁画の写真も公開。西壁女子群像は、修復前と比べると、4人の女性を覆う黒い汚れがほとんど見えなくなっていた。一方で、発見当時のぬれたような鮮やかさは薄れ、全体的に白っぽく乾いて見える。