■安全安心な地域目指す/石巻署長・横山裕さん(55)

 父は大崎市古川出身で北海道警の警察官だった。背中を見ながら育ち、同じ仕事を目指した。

 石巻署での勤務は初めて。「安全安心な地域社会の実現のため、しっかり署員をまとめ上げていきたい」と決意を語る。

 震災から8年。復興が進み、市民の住環境も変わった。

 「市民と直接触れ合い日々変わり続ける市民の要望に応えていきたい。後を絶たない特殊詐欺や交通事故防止などの啓発、情報提供もしていく」 交通トラブルでは、高齢者が被害者・加害者となる交通事故のほか、飲酒運転を注視する。「管内ではどちらも非常に多い。安全指導のほか、市民とのイベントやキャンペーンなどを継続し、飲酒運転と事故の防止を呼び掛ける」と語る。

 休日はドライブをしながら市内の道を覚えている。印象に残ったのは、震災後に再開発で変貌した市内中心部の建物だという。「『震災から再起しよう』という、市民の強い意志を感じた。私たちも震災復興を治安面から支えていきたい」

(よこやま・ゆうさん:1963年9月、札幌市生まれ。函館中部高、山形大卒。前任は県警本部会計課長。石巻市の官舎で単身生活。)