石巻市は20日、市NPO連絡会議とのまちづくり懇談会を市役所で開いた。連絡会議の構成団体から(1)多様な参加による復興の森づくり(2)高齢者が安心して外出でき、楽しく、元気に暮らせるまちづくり(3)放課後児童クラブの各種補助金に対しての要綱作成(4)市民と共に復興公営住宅の在り方を考える-といった四つのテーマで政策が提案された。

 (1)については、津波復興祈念公園の整備が進められる南浜地区で、市が緑地整備を担うエリアの管理をNPOや市民で構成する協議体に委託するという提案。 市は「新たな維持管理手法の一つとして参考となる。公園開園後の施設の維持管理手法については国・県と協議しており、提案について国・県とも情報共有していく」と回答した。

 (2)の提案は、通所型サービス支援事業の活用条件を緩和し、住民同士で行う「おでかけ」(買い物ツアー・ランチ旅行など)も交流機会と位置付け補助対象とし、移動を伴う活動の適用範囲を広げることで、要支援者と地域住民との交流が促進され、地域で楽しみながら効果を生む介護予防を支える仕組みになる。

 成果が出たらボーナスを設ける(活動に20万円支給)とか、専門知識の講座を受けるなどスキルアップしたら補助額を少し上げるといった内容も提案した。

 亀山紘市長は「非常にいい提案。どうやっていくか、一緒に考えていきましょう」と述べた。

 (3)に関しては、放課後児童クラブの指導員の待遇改善や研修機会の保障などを求めた。(4)は住宅管理人の配置または団地への運営指導・サポートの実施や住宅管理人の報酬などの条例整備、共益費の自治体徴収の検討を提案した。

 まちづくり懇談会には、市の関係部署や提案に関わった11団体の関係者らが出席し、意見を交わした。

 連絡会議は、市内で活動するNPO法人などの団体が連携し活動を活性化させようと2015年に設立された。現在101団体が登録している。