妊娠から出産、子育てを地域社会全体で支援しようと、恒例の「いしのまき子そだてフェスタ2019」が9日、石巻市北村の遊楽館であった。子育てに関する情報提供や健康食、ステージ発表など多彩な催しを繰り広げた。

 石巻圏域を拠点に子育てをサポートし、産後の孤立や虐待の未然防止活動に取り組むNPO法人ベビースマイル石巻が主催。企業や関係機関の協賛を得ながらさまざまな企画を展開した。

 子どもの権利に関する情報や、助産師による産前、産後のケアのアドバイス、ベビーマッサージなどを紹介。健康に配慮したみそ作りやお好み焼きの調理、エコバッグの製作も関心を集めた。

 子どもが遊ぶコーナーも充実。家族で訪れた石巻市大街道西2丁目、会社員熊谷卓也さん(29)は「市内には子どもが遊ぶ場所が少なく、こうしたイベントは貴重だ。父親も積極的に子育てに参加する機運の醸成にもなる」と話した。

 会場では子育ての悩みなどを文書で自由に述べる「無人相談所」も開設。「もっと時間がほしい」「ベビーカーで入店できるお店を紹介して」といった意見が寄せられた。

 ベビースマイル石巻の荒木裕美代表は、「協賛する企業や団体が増えている。つながりの輪をさらに広め、安心して子育てできる環境づくりを進展させたい」と意気込む。