いしのまき農協は本年度、施設園芸増収策と鳥獣被害防止に新たに取り組むほか、従来の要件を緩和するなど農協独自の基金を活用し、農業振興支援策を強化する。予算総額は6000万円で、機材導入費用の一部助成など組合員を財政面からバックアップする。

 予算は、同農協の農業振興基金積立金を活用。18年度と同額計上だが、組合員に好評を得ている支援策の継続や、現状を捉えて新規導入を2本柱に据えて12の支援対象事業を定めて予算編成した。

 新規は、順調に進展するイチゴなどの生産を後押しする施設園芸増収技術導入支援を新設。環境測定器、ハウス栽培での生育促進を図る二酸化炭素発生器と循環扇一式を導入した場合に事業費の3分の1(上限50万円)を助成する。また、農作業での鳥獣被害に関連して防護柵や侵入阻止のためのネット購入費の3分の1(上限3万円)を補助する。

 継続では後継者・新規就農者支援対策として、就農希望者らが研修する場合の受け入れ者に対して月10万円を措置。就農準備として農業系学部、学科の大学、短大、専門学校の1年目の在学者で、卒業後1年以内に同農協管内での就農や農業関係団体に就職する人には60万円を支給する。

 大型農機の導入関係では1台100万円以上の農機のほか、ビニール張り替えを含むハウス建設に伴う費用の5%以内(上限50万円)を補助する。

 農業農村整備では、共同作業に用いるトラクター用草刈り機購入に対して事業費の3分の1(上限100万円)を助成。畜産生産基盤拡充、露地野菜生産拡大などの支援も継続する。

 農業振興支援策は、担い手や後継者の育成、農業基盤強化を目的に2009年度に導入した。

 いしのまき農協営農部は「組合員がより利用しやすい支援策の構築が大前提だ。ニーズを把握しながら充実させたい」とし、利用申請を受け付けている。連絡先は、同農協営農部0225(22)1183。