女川町離島航路ターミナルのオープニング式典が5日、同町鷲神浜の離島航路発着所近くであり、関係者約40人が待望の施設完成を祝った。

 須田善明町長は「木の香る素晴らしい施設。観光開発など新たな魅力づくりの拠点になる。『海の駅』といったアイデアを追求しながら、多面的な利用も考えたい」とあいさつ。木村公雄町議会議長も祝辞を述べた。

 須田町長や、離島航路を運航する「シーパル女川汽船」社長の須田菊男寺間区長ら5人がテープカット。快適性と利便性が増すターミナルの利用開始を喜ぶとともに、今後の観光や離島の振興に期待を寄せた。

 江島に住む漁業橋本忠人さん(71)は「病院や買い物で利用する高齢者は多い。立派な待合室で本当にうれしい」と笑顔を見せた。

 旧施設は東日本大震災の津波で流失。利用者は仮設待合室の利用を余儀なくされていた。本格的な観光シーズンを控え、町は観光振興にも生かしたい考え。

 ターミナルは木造平屋で延べ床面積約222平方メートル。黒色系の外観で海側を全面窓ガラスで統一。女川港が眺められる。シーパル女川汽船と、女川-金華山航路を運航する「潮プランニング」の事務室、待合室、水洗トイレ、倉庫に加え、船員休憩室や屋外倉庫を新設した。

 離島航路の利用者は2010年度が7万1265人。16年度は1万6250人、17年度は1万6189人。