石巻市の亀山紘市長は5日、4日公示された参院選(21日投開票)で東日本大震災からの復興や人口減少対策など被災地の最重要課題が争点になっていないとの認識を示し「(候補者は)しっかり議論してほしい」と注文を付けた。

 宮城選挙区(改選数1)には自民党現職の愛知治郎氏(50)=公明推薦=、野党統一候補で立憲民主党新人の石垣のり子氏(44)=社民推薦=ら3人が立候補した。年金制度や10月の消費税増税などを巡り論戦が展開されている。

 最大被災地の石巻市は、2020年度で終了する復興・創生期間内の復興事業の完遂を目指しており、課題解決は急務だ。亀山市長は「国民が心配する年金、経済問題など暮らしに直結する政策が争点になっている」と指摘した。

 石巻市は震災後、人口減少が加速。ポスト復興を見据えた持続可能なまちづくりが求められている。亀山市長は、選挙戦で人口減少や地方創生が主要テーマとなっていないことに言及。「人口減少は国にとって大きな問題であり、継続的に対策を進める必要がある。(各党や候補者は)議論を深め、争点にしてほしい。少子化対策も同様だ」と強調した。

◇参院選宮城選挙区候補者(1-3)

 三宅 紀昭 57 元会社員   諸新
 愛知 治郎 50 前党県会長  自現(3)(公推)

 石垣のり子 44 アナウンサー 立新(社推)