石巻地方の特産・名産を一堂に集めた「うまいものマルシェ」が5日、石巻市魚町2丁目の市水産総合振興センター内に移転、オープンした。石巻魚市場に隣接し、周辺は観光客から「土産品を買う場所がほしい」という要望が出ていた。東日本大震災からの復興が進む中、水産観光都市・石巻の新たな観光拠点として期待される。

 マルシェは被災した水産加工会社など10社でつくる「石巻うまいもの株式会社」(佐藤芳彦社長)が運営する。新店舗は売り場面積約70平方メートル。10社のオリジナル商品など約700点が並ぶ。

 日航の国際線ビジネスクラスのメニューに採用された「石巻銀鮭茶漬け」など、石巻うまいもの株式会社の独自統一ブランド「石巻金華茶漬け」シリーズをはじめ、震災後に交流が始まった山形県内の製麺所のそば、庄内地方で栽培されるメロンなどを取りそろえる。

 マルシェは2016年、同市立町2丁目に整備された住宅・店舗一体型エリアで開業し、今回移転した。移転経緯について、佐藤社長は「10社の多くは石巻魚市場近くにあった。復興が進むにつれ、漁船員や行楽客から『買い物する場所がない』との不満が耳に入るようになった。自分たちにできることはその声に応えることだった」と話す。移転により、大きな悩みだった駐車場不足も解決した。

 商品は「コンビニやスーパーでは手に入らないオリジナルなもの」とし、吟味を重ねたという。

 初日に訪れた市内の30代の主婦は「多くの人が石巻の味に触れる場所になってほしい」と願った。今後はホームページ(HP)を充実させ、石巻ブランドのPRに力を入れる。

 オープン記念のイベントとして7日午前11時から「いしのまき観光大使」のシンガー・ソングライター萌江さんの七夕スペシャルライブがある。

 火曜定休。平日は午前9時~午後4時半、土日曜は午前10時~午後3時。

※7月5日移転オープン - 石巻うまいものマルシェ
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