石巻市牡鹿地区の特産品を格安で提供する「第7回牡鹿半島はまっこ市」が6日、同市鮎川浜の牡鹿公民館跡地で開かれ、ホヤの詰め放題や鮮魚販売で来場者をもてなした。

 牡鹿地区では今秋、観光物産施設が開業する。東日本大震災後、復興市などの会場として活用されてきた公民館跡地では最後の開催となり、復興に向かう地域の活力を発信した。

 地元で水揚げされた旬の殻付きホヤを約1トン用意。詰め放題は1袋500円で提供し、参加者は実入りの良い大きなホヤを袋に押し込み、笑顔を見せた。15個ほどを詰めた多賀城市の無職鈴木正也さん(71)は「大満足。スーパーでは手に入らない新鮮なホヤなので、テレビで見たホヤのたたきを作りたい」と喜んだ。

 定置網で取れたサバとアジの鮮魚詰め合わせは整理券を配布して約150ケースを販売。子ども向けにホヤ釣りなどのイベントがあったほか、海産物や鯨肉、野菜、加工品などの出店も並んだ。

 はまっこ市は2017年3月に始まり、現在は年2回ほどのペースで開催。次回は、秋に開業する観光物産施設に会場を移す。

 主催する鮎川港まちづくり協議会の斎藤富嗣会長は「震災直後、商売を失った人たちがこの場所で再開したことを思い出す。新しい施設に会場を移しても、地域の人たちに喜んでもらえる催しにしていきたい」と語った。