ケニアの子どもたちを支援する「モヨ・チルドレン・センター」を主宰する松下照美さんの講演会が3日、石巻市小船越の耕人館で開かれた。聴講者はケニアの子どもたちを取り巻く環境について学び、大人が子どもたちのためにできることは何かを考えた。

 松下さんは映像を流しながら、親と一緒に住めない子どものための家や、薬物に手を染めた子どもをサポートする「ドラッグ・リハビリセンター」を紹介。高校通学が義務になったが、貧しいため通わせることができず保護者が逮捕されている実例も紹介した。

 松下さんは、日本の子どもたちにも思いを寄せ「この世をつくっているのは大人。子どもが住みよい世の中なのか、考える必要がある」と指摘。「甘えられる時間をつくってあげることが大切」「子どもができることはやってもらっていい」と強調した。

 講演会は「共生型ケアをひろめる会」が主催し、約30人が聴講した。同市中里の石巻レインボーハウスでも開かれた。