元マイナビベガルタレディース監督の千葉泰伸さん(48)=石巻市出身=が、石巻地方で中学生サッカーチーム「Pgcom(ピージーコム) ジュニアユース」を設立した。同地方のサッカー男子の受け皿となり、競技人口の増加や選手たちのレベルアップが期待されている。

 チームは、千葉さんが立ち上げた任意団体「Playground community」の、スポーツを通じた子どもたちの遊び場づくりを目指す活動の一環。

 同地方に中学生チームが一つしかないことや、サッカー部がない中学校があることなどから、石巻のサッカーが低迷していると感じた千葉さん。「1人でもサッカー好きの子どもたちを救いたい」との思いでチームを結成した。

 各スポーツ少年団にチラシを配ったり、2月には体験会を開催するなどして、部員集めに奔走。9日に開催した初の体験会には、9人の小中学生が参加し、千葉さんからゲームやリフティングを通してボールコントロールなどの指導を受けた。

 体験会で早速入部を決めた石巻FCの狩野好瀬君(石巻市須江小6年)は「ボールタッチのこつなどを教わった。このチームで強くなりたい」と意欲を見せた。コバルトーレ女川ジュニアユースから移籍する堀快斗君(同市河北中1年)は「優しく、分かりやすく教えてもらった。楽しみ」と活動開始を心待ちにする。

 石巻市渡波中サッカー部が県で優勝するなどかつては同地方でも活躍するチームがあったが、近年は低迷している。石巻工サッカー部出身の千葉さんは、3年生の時、全国大会出場を懸けた県大会で準優勝した。

 「石巻のサッカー界を盛り上げたい」という熱い思いを抱く千葉さん。「約40年のサッカー人生を多くの人に支えてもらった。今度は自分が支える側になり、古里に貢献したい」と意気込んでいる。

 15日午後4時から2回目の体験会を石巻市総合運動公園フットボールフィールドで行う。当日参加も可能。連絡先は千葉さん090(8920)8432。