石巻専修大女子競走部に3人の新入部員が入部した。新型コロナウイルスの影響をものともせず、3月中旬から先輩部員とともに練習に参加。連日にわたって、25~30キロの走り込みをこなし、着々とコンディションを整えている。泉田利治監督(65)は「一生懸命練習に取り組む姿勢は素晴らしい。主力メンバーになれるよう頑張ってほしい」と、熱いエールを送っている。


■佐々木未奈さん/1500メートル県北トップ級

 「先輩たちに少しでも追いつけるように、けがにも十分に注意しながら練習に励んでいきたい」

 栗原市出身。小学5年生から地元では知られた存在で、栗原市内の中学総体では800、1500メートルで3年連続の優勝を飾った。一迫商業高等学校時代にも3000メートルを含め、栗原・大崎・登米地区でトップクラスの実力を誇った。

 キャンパスライフに希望を膨らませ、最初は入部も迷ったという。それでも「後悔はしたくない。自分なりに頑張ってみたい」と入部を決意した。

 泉田監督は「センスの良い走りをするのが魅力。体力、持久力が備わるよう練習に励み、ぜひモデルチェンジしてほしい」と期待を寄せる。

 本人は「粘りが身上」と語る。休日の合間には、自転車で買い物などを楽しみながら足腰の鍛錬にも余念がない。


■長谷川日菜さん/持久力高めて新分野に

 青森県弘前学院聖愛中学高等学校出身。800メートル、1500メートル、3000メートルの中距離を専門にやってきた。中高校時代には東北大会に出場した経験を持つ。

 大学では泉田監督の指導の下、1500メートルに加え、5000メートルの未知の分野にも挑戦する予定という。

 「初めての経験で、若干の不安もあるけれど、持久力を付けるためには練習あるのみ。スピード感あふれる走りができるよう全力で頑張っていきたい」と意欲を燃やす。

 3月20日に、石巻市内の寮に入ったその日から練習に励む日々。泉田監督は「青森代表にも選ばれた。非常にテンポのある走りで長距離に向いている。練習量を増やせば、まだまだ伸びる」と太鼓判を押す。

 本人もこうした期待に応えられるよう自覚は十分。「石巻は青森より寒いかも」と笑わせながら、練習にも一段と力が入っている。


■フォックス・真島さん/長身生かした走法

 「日頃からコンディションを整えていることが大切。そのためにも練習では、常に高い意識を持って、しっかりと取り組んでいきたい」

 青森県八戸学院光星高等学校陸上部出身。小学5年生の時に地元のスポーツ少年団に入団。中高校時代には800メートルや1500メートルで、ジュニアオリンピックやインターハイに出場した経験を持つ逸材だ。

 「潜在能力が高い。今後の本人の努力次第だが、全国、世界に羽ばたく選手になれる可能性は十分」と、泉田監督は高く評価する。

 父はアメリカ人、母は日本人のハーフ。166センチの長身を生かした走法に磨きをかければ、さらなる飛躍が期待される。

 「今は体力をつけるために体重を1、2キロ絞りこむことが目標。先輩たちと一緒に駅伝大会にも出場できるようレベルアップを図っていきたい」


◇泉田利治監督「インカレ選手増やしたい」

 新型コロナウイルスの影響は大きいものがある。本来なら3月の松江ハーフマラソン、4月のかすみがうらマラソン、5月の仙台ハーフマラソンといった各種大会を経て、部員は本番の東北インカレに臨むのだが、3~5月の大会は中止となった。

 インカレもどうなるのか、わからない状態で、部員たちも拍子抜けしているかもしれない。部員たちには常にスタンバイOKのコンディションを保つようにと話している。

 2人だった昨年の全日本インカレ出場を今年は3、4人に増やすことが目標。2時間21分38秒で24位だった昨年の全日本大学女子駅伝でも3分の短縮を目指していきたい。